伝統工芸品の商品開発・普及促進支援事業

公益財団法人 東京都中小企業振興公社

ごあいさつ

公益財団法人 東京都中小企業振興社 理事長 井澤 勇治
公益財団法人 東京都中小企業振興社 理事長 井澤 勇治

日頃より、公社事業にご理解・ご協力を頂き誠にありがとうございます。

公社は、中小企業の皆様に様々な経営支援事業を展開しておりますが、伝統工芸産業についても、展示会や組合の振興など、様々な角度からサポートを実施して参りました。 2020年「オリンピック・パラリンピック競技大会」の東京開催に向け、日本のオリジナリティをアピール出来る伝統工芸への関心は、国内外を問わず一層高まっています。 公社ではこの度、伝統工芸産業の支援体制をさらに強化するため、新たな支援メニューとして「伝統工芸品の商品開発・普及促進支援事業」を開始することになりました。 現在、東京都伝統工芸品として、40品目を数える工芸品目が指定されていますが、東京は、江戸時代から連綿と続く、庶民の暮らしに息づいた様々な「伝統工芸技術」と「現代」が融合した街です。 時代を超えて、今もなお、錆びの付かない伝統技術のホンモノを感じたとき、私達は「伝統」が革新の連続によって、はじめて成し得る貴重な財産であることに改めて気付かされます。それは、歴史を重ねた技術と現代のデザインが絶妙に溶け合い、私達の暮らしに合った、潤いやトキメキを与えてくれる“今、魅力的なもの”として、心に刻まれるからなのでしょう。 今回、公社が実施する事業は、伝統の技を持つ匠と、その技を活かしたデザインの力で新たな道を切り開こうとするデザイナーとのコラボレーションです。 『商品開発プロジェクト』により、作り手と使い手の距離が近い「東京」だからこそ、目の肥えた市場に受け入れられ、毎日実際に使い続けられる力強い商品が生み出されることを期待しています。 また、『普及促進プロジェクト』により、そんな魅力ある商品が生まれた「東京」を国内外に発信することで、多くの人の心を掴み、伝統工芸産業の新たな未来が創り出されることを心から願っています。 「伝統は、“守り”とは対極の“攻め”の姿勢があってこそ、時を重ねて醸成されていくものである」という信念に基づいて、人々の暮らしを“うるおし”“ゆたかにする”ための新しい「東京の伝統工芸品」の創出にチャレンジしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2015.5 公益財団法人 東京都中小企業振興公社 理事長 井澤 勇治