伝統工芸品の商品開発・普及促進支援事業

公益財団法人 東京都中小企業振興公社

平成27年度 工房見学 結果報告

工房見学

※平成27年度の工房見学は終了致しました。平成28年度の開催につきましては、6月頃を予定しています。

当プロジェクトに参加される製作者の方々の工房へ、工房見学を実施しました。
工房によっては複数回ご対応いただくなど、見学先の工房の皆様には多大なご協力を賜り、ありがとうございました。

大変多くのデザイナーの方々からご応募をいただいたため、参加は抽選とさせていただきました。
ご興味を持ってお申込みいただいたのにもかかわらず、ご要望にお応えできなかった方々には、心よりお詫び申し上げます。

参加されたデザイナーの方々からは、伝統工芸品ならではの技術・技法やこだわりぬいた素材、完成するまでの工程等を実感する貴重な機会となり、
大変勉強になったとの声も頂いております。また、伝統工芸の技術や作品に直に触れ、活発にご質問をされていました。
ご質問の中には斬新なアイデアが垣間見えることもあり、デザイナーの方々のパワーや創造力を感じました。

工房見学で得た知識や、そこから生まれた発想が、今後の商品開発に役立てば幸いです。

<実施概要>

第1回  6月23日  株式会社田中製簾所(江戸簾)・畠山七宝製作所(東京七宝)
第2回  6月24日  【1コース】安宅漆工店(江戸漆器)
            【2コース】株式会社宇野刷毛ブラシ製作所(東京手植ブラシ)
            【3コース】東京手描友禅工房 協美(東京手描友禅)・株式会社富田染工芸(東京染小紋、江戸更紗)
第3回  6月26日  株式会社龍工房(東京くみひも)
第4回  7月 2日  東京和晒株式会社(東京本染ゆかた(東京本染手拭))・株式会社清水硝子(江戸切子)
第5回  7月 9日  【1コース】株式会社近藤染工(東京無地染)
            【2コース】株式会社二葉(東京染小紋、江戸更紗)
第6回  7月13日  【1コース】株式会社堀口硝子(江戸切子)
            【2コース】株式会社森銀器製作所(東京銀器)
第7回  7月14日  木内籐材工業株式会社(東京籐工芸)
第8回  7月15日  木内籐材工業株式会社(東京籐工芸)
(合計8回・12コース、14社で開催。参加者104名)
第1回  6月23日
株式会社田中製簾所(江戸簾)・畠山七宝製作所(東京七宝)
第2回  6月24日
【1コース】安宅漆工店(江戸漆器)
【2コース】株式会社宇野刷毛ブラシ製作所(東京手植ブラシ)
【3コース】東京手描友禅工房 協美(東京手描友禅)・株式会社富田染工芸(東京染小紋、江戸更紗)
第3回  6月26日
株式会社龍工房(東京くみひも)
第4回  7月 2日
東京和晒株式会社(東京本染ゆかた(東京本染手拭))・株式会社清水硝子(江戸切子)
第5回  7月 9日
【1コース】株式会社近藤染工(東京無地染)
【2コース】株式会社二葉(東京染小紋、江戸更紗)
第6回  7月13日
【1コース】株式会社堀口硝子(江戸切子)
【2コース】株式会社森銀器製作所(東京銀器)
第7回  7月14日
木内籐材工業株式会社(東京籐工芸)
第8回  7月15日
木内籐材工業株式会社(東京籐工芸)
(合計8回・12コース、14社で開催。参加者104名)

<工房見学の様子①株式会社田中製簾所(江戸簾)>

ショールームの様子です。
伝統的な外掛け簾、内掛け簾以外にも、夏障子、屏風やランチョンマットなど、
技術を応用した作品が多数展示されていました。

伝統工芸士の田中耕太朗さんです。
こちらは「編み」と呼ばれる工程で、1本ずつすべて手作業で編み上げていきます。
材料の太さや用途によって、使用する道具を替えているそうです。
展示販売会等では製作体験も行っており、外国の方からも人気です。

材料となるのは竹を中心に、よし、御形、萩など。竹を用途に合わせた形状や太さに加工したり、
その他の材料の太さや色合いなどをきちんと選別したりするのは、難しい作業です。
天然素材の風合いを生かす点が江戸簾の特徴のひとつですが、材料の種類により、微妙に異なる色や風合いで、それぞれにとても味があります。

<工房見学の様子②畠山七宝製作所(東京七宝)>

伝統工芸士の畠山弘さんです。
七宝とは、金、銀、銅などの金属製の下地にガラス質の釉薬をのせて高温で焼成する工芸品です。
こちらは、細かな柄に忠実に、ムラなく着色するため、釉薬の粒子をそろえる工程です。

釉薬の盛り付け(着色)は、デザインに合わせて塗り分けるなど、とても細かな作業となります。
丹銅や金属品を製作する場合、釉薬を盛りつけた後に乾燥させ、焼成します。焼成すると酸化膜が付くためそれを酸で洗い流し、また釉薬を盛り付ける、という工程を何度も繰り返し、盛り終わると研磨をします。

最後に最終焼成をします。

鮮やかな七宝が出来上がります。ネックレスやブローチ、イヤリングなど、どれもカラフルで艶々と輝いています。

伝統工芸士の畠山弘さんです。
七宝とは、金、銀、銅などの金属製の下地にガラス質の釉薬をのせて高温で焼成する工芸品です。
こちらは、細かな柄に忠実に、ムラなく着色するため、釉薬の粒子をそろえる工程です。

釉薬の盛り付け(着色)は、デザインに合わせて塗り分けるなど、とても細かな作業となります。
丹銅や金属品を製作する場合、釉薬を盛りつけた後に乾燥させ、焼成します。焼成すると酸化膜が付くためそれを酸で洗い流し、また釉薬を盛り付ける、という工程を何度も繰り返し、盛り終わると研磨をします。

最後に最終焼成をします。

鮮やかな七宝が出来上がります。ネックレスやブローチ、イヤリングなど、どれもカラフルで艶々と輝いています。

<工房見学の様子③株式会社富田染工芸(東京染小紋、江戸更紗)>

「小紋」の名のとおり、非常に細かい柄の型紙です。光に透かすと、その細かさがよくわかります。

このような長い板に生地を糊付けし、型紙を当てて染めていきます。こちらは、江戸更紗の染めを行っているところです。
皆さん、型紙を間近でじっくり見たり、写真におさめたり、とても興味深くご覧になっていました。

蒸し、水洗い等の工程を経て、このように生地を張って伸ばし、染め出します。

<工房見学の様子④株式会社清水硝子(江戸切子)>

四代目の清水祐一郎さんにご説明いただきました。光が反射したところがきれいです。

切子のカットは、このようにダイヤモンドホイールと呼ばれる円盤を回転させたところに硝子を押し当てて削っていきます。
光を当ててカット面をチェックしながら進めます。

色とりどりのグラスが展示されています。実際に手に取ると、そのカットの繊細さがよくわかります。

<参加者の声>

●工房見学をして分かったことは、まず第一に作業工程でどの程度手作業の工程があり、そのうえで技を生かし、自分のデザインが商品化できるかどうか。職人の方の人柄。想像していなかった作品を見ることができ刺激を受けた。
●これまでは知識のなかった分野でしたので、製作工程や普段の活動内容を知る事ができたのはどれも新しい発見でした。その後、マッチング会を通じてお話しをさせていただく時に、それぞれの作り方を踏まえてデザイン提案ができたことはとてもよかったと思います。
●職人さんの技術などを直に拝見できたことで、どのようなデザインが可能なのかインスピレーションが湧きました。また、デザイナー同士もこの機会に出会えて交流出来たことは、非常に有意義でした。
●職人さんとお会いできる機会を頂いて光栄です。
●可能ならば、マッチング会での面談や開発チームの組成を希望している品目の工房に行けると良いと感じました。

ご協力いただいた製作者の皆様、お申込みいただいたデザイナーの方々、ありがとうございました。

お問い合わせ先

(公財)東京都中小企業振興公社 城東支社
「東京手仕事」プロジェクト 商品開発事務局
〒125-0062東京都葛飾区青戸7-2-5
Tel:03-5680-4631 FAX:03-5680-0710 E-mail:craft@tokyo-kosha.or.jp