東京の伝統工芸品の職人とデザイナーをそれぞれ募集し、出会いの場としてマッチング会を開催します。職人とデザイナーがチームを組成し共同製作によって、伝統工芸の技術を活用しながら現代のライフスタイルにあった商品開発までを1年かけて行うプロジェクトです。開発中は、様々な分野の専門家から構成されるアドバイザーチームが開発をサポートします。開発された商品は普及促進により国内外へ広く普及を図り、東京の伝統工芸品のブランド価値を高めるとともに、その産業の活性化に寄与することを目的としています。
商品開発を希望する職人とデザイナーをそれぞれ募集します。
・対象者
【製作者枠】東京都や都内市区町村が認定する伝統工芸品を製作している方等
【デザイナー枠】商品開発等に関し、デザインを業務とする事業者等(直近5年以内に商品開発の実績があること)
※詳しい応募資格については、応募要領をご確認ください。
伝統工芸品に対する知識や理解を深めて頂くため、デザイナーを対象に工房見学を実施します。
●職人さんの技術などを直に拝見できたことで、どのようなデザインが可能なのかインスピレーションが湧きました。また、デザイナー同士もこの機会に出会えて交流出来たことは、非常に有意義でした。
●これまでは知識のなかった分野でしたので、製作工程や普段の活動内容を知る事ができたのはどれも新しい発見でした。その後、マッチング会を通じてお話をさせていただく時に、それぞれの作り方を踏まえてデザイン提案ができたことはとてもよかったと思います。
職人とデザイナーの出会いの場として、マッチング会を開催します。職人とデザイナーが1対1の面談でお互いのアイデアや意見を交換し合い、商品開発に取り組むパートナーを探します。
●多くのデザイナーと交流でき、非常に有意義でした。 自社の技術を理解して頂く上で、材料・道具、製作工程を踏んだ物を用意しました。(製作者)
●今回のテーマに沿いながら、伝統工芸の技術を用いる必然性がある製品になるよう提案を工夫しました。(デザイナー)
マッチング会でパートナーが決まったら、チームとしてデザイン案を考え、提出していただきます。提出された企画デザイン案は専門家によって選考され、商品開発に進むチームが決定します。
デザインが採択されたチームは、商品開発に進みます。2か月に一度試作品を製作し、専門家にプレゼン等を行い、改良を重ねて完成を目指します。
アートディレクターやデザイン・販路・伝統工芸など、様々な分野の専門家が試作に関するアドバイスを随時行い、製品のブラッシュアップをサポートします。
試作品にかかる経費の一部を補助します。また、デザイナーの方にはデザインの対価として、報酬をお支払いします。
(公財)東京都中小企業振興公社 城東支社
「東京手仕事」プロジェクト 商品開発事務局
〒125-0062東京都葛飾区青戸7-2-5
Tel:03-5680-4631 FAX:03-5680-0710 E-mail:craft@tokyo-kosha.or.jp